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良き休日

2007/05/06 18:00

大きめのイベントがあってその帰りに大勢の旧友どもと
銀座になだれました。時間がちょっと早くて
どこも夕飯やってない上に、行こうと思った店に電話したら満席。

時間をつぶすべと、6人で小さなフロマージュ屋さんを襲撃。
ちなみに私はちょっぴりチーズマニアで、旧友達は一度ならず
その攻撃を受けている。「私がより好きなのはコンテだっけ
ボーフォールだっけ?」「ミモレットの熟成は何ヶ月?」
「山羊はないか山羊は」狭いお店が、一気ににぎやかになると
上品なシュバリエさんが、静かなやる気に満ちて隣に立ってた。
大量に買い込む私。それぞれお気に入りを持って並ぶ友。
「よし。客が喜んでるぜ」という顔のシュバリエさん。
なんだか全員、にこにこにこにこ。熟成士さんとおぼしき人も、
奥から出て来て店の外までお見送りしてくれました。
にこにこにこにこ。

その後に、いきなり新しく出来てた知らないビルに入り込み、
準備中の美味そうなイタ飯屋さんの扉を、直接叩き
「すんませーん何時からー?6人いけますー?」と交渉。
とても快くオッケーを貰う。いえーい。しかしまだ時間が余る。

階下のamadanaで買い物。小さなシュレッダー。
「女性には重いです。送りましょう!」と、華奢で小柄で
花のような店員さんが力説するも…軽い。
私と香奈子さんは一瞬沈黙する。すいません。お姉さん。
神保町で本を買い込む抱き本地獄に比べたら、こんなもの。
(ちなみにこっちは本当に一歩も歩けなくなった事が何度も)
「…いや、大丈夫です…」「えええ!?お食事が終わるまで
お待ちしますからね。遅くまでやってますから大丈夫です。
おいときますからね」親身なお姉さんが本当に花のよう。

しかしまだ時間が余る。「鞄が欲しい」と香奈子さんが言い
更に階下に降りる。それにしてもちょっと不思議なビル。
インテリア関係以外は…紳士服が多い?女性向けも多い店で、
一つの鞄が視界に入る。
「これだ!香奈子さん、超かわいい!」「あなたが買え」
…あれ?香奈子さんに見立てたのに…。「それはあなたが買え」
…あれ?「後ろに、またも可愛い若いお嬢さんが立っている。
私たちのやりとりに笑っている。鏡を見る。
…私が買う。あれ?なんで私が買う?
お店のお嬢さんが、本当にころころと笑っている。いっぱい
説明してくれる。店を出ても見送って…笑っている。

さあて。ご飯だ。今日はよくにこやかな人に後ろに立たれる日だ。
私の後ろにソムリエさんがびっちり立っている。運転する人は
仕方ないにしても、旧友達は皆、お酒があまり飲めなくなっている。
昔、高河さんが言っていたのだけれど「若い頃は、肝臓が何とか
分解するが、本当は選ばれた肝臓にしかアルコールは分解できない」

…私はどっちかというと選ばれた民であった…。しかもこの店は
ソムリエさんがオーナーのようだ。しかし頼みの友は皆
「シャンパンはいいがワインはいらん」えええええ。でも私は
翌日にはもう仕事をしたい。一人でボトルはどうなのだ。
気配を察したソムリエさんはすでに私にロックオンだ。
「シャンパンはボトルで…。ワインは…グラスで」
悲しそうな私にソムリエさんが笑う。しかしあとから考えれば
飲んじまえばよかった。空くたびにグラス頼むくらいなら
ボトルで飲めば良かった。しかもこのあと
「酒が全然たりねーよ。一杯だけマティーニ飲ませろ」と、
バーになだれ込むのだから。

その日、うちに泊まってったるみちゃんと、翌日、
私の買い込んだチーズに蜂蜜つけながら食いつつ話すと、
るみちゃん曰く「あの店はコストパフォーマンスはいいが、
ちょっとパスタがしょっぱいかな。」
私の感想。「酒飲み用に調整した味でしょう」
「…そうね」「そうだね」

amadanaのお姉さんは取りに行った時にはいなくて、
別のお姉さんが渡してくれました。
しかし「お待ちしてました!」とキビキビにこにこ。

短時間の贅沢でありましたが、なんだか幸せだったと思う。
ああ。と思う。お店の人は皆、サービス業だ。笑うのは仕事だ。
でも仕事の笑顔にも、いい笑顔とそうでもない笑顔があって、
今日、会った人達はみな、いい笑顔だったのだ。
ベタベタするでなくいい距離感で、いい笑顔で笑っていたのだ。

どうもありがとう、と思う。私の休日はきっと、どんなに
美味しい物を食べても、あなたたちの笑顔によっては、
幸せは目減りしたのだ。

どうもありがとう。いい休日でした。



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つれづれ

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